Yamatoku Office

Category:建築事例

Category: office
Designer: Keita Murakami
Date: January,2025
Location: nonoichi

「なっとく」がみえるオフィス

株式会社山徳の新社屋は、企業の理念を体現する建築です。「働くこと」「つながること」「自分らしくいること」の3つの「なっとく」をコンセプトに、旧社屋の課題を解決し、未来を見据えた空間を創出しました。

リユース事業の特性に配慮したスムーズな動線計画は、業務効率と生産性を向上させ、「働くことへのなっとく」を実感できます。建物の中心には、1階と2階をつなぐ段々状の吹き抜けを配置。心地よいコミュニティスペースとして機能し、部署間の垣根を越えた活発な交流を生み出します。

外観は木目調のルーバーで温かみと一体感を表現。細部にまでこだわったデザインは、地域の景観と調和しながらも印象的な存在感を放ちます。また、LowEガラスや太陽光発電の導入など、環境負荷の低減にも配慮。

新オフィスが稼働を開始し、吹き抜けからコミュニティスペースにかけて拠点を集約したことによる多くの交流が生まれています。計画の段階から従業員を巻き込み、「なっとく」というキーワードを軸に創り上げられたこの空間は、働く人々が日々の仕事の中で喜びと「なっとく」を実感し、それが会社の未来を形作る原動力となりつつあります。